ツクバエトワール（2010年生、母フロムアップランド）

ツクバエトワール（2010年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋星（仏）。星の広場と呼ばれたパリの凱旋門広場より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したフロムアップランドが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C16。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず17着に敗れた。

10月5日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、梅ちゃんカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールドコサージュに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた6戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボールドタイドをハナ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月5日、連闘で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイノチノカギリに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月26日、中8週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。