サンベルナール（2004年生、母フィアクリス）

サンベルナール（2004年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イタリア・スイス国境にある峠の名。」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時11歳）と交配したフィアクリスが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害29戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

2月3日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

6月23日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2008年）

3月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月25日、中7週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた24戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2009年）

1月31日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

4月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（11戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（12戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（13戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた33戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のモルフェサイレンスに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（14戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（15戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた36戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（16戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（17戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた38戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（18戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2010年）

2月6日、中8週で迎えた39戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（19戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月27日、中6週で迎えた40戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（20戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた41戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（21戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた43戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（22戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月1日、中7週で迎えた44戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（23戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。