シンゼンストロング（2016年生、母ローレルデフィー）

シンゼンストロング（2016年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+強い」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したローレルデフィーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2022年のダイヤモンドオープン(一般A1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンタスティックを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカーブドシールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4歳（2020年）

6月27日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

5歳（2021年）

1月9日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

7月12日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた17戦目は、よっちゃん50歳おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、マモト結婚記念杯（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノットソーキュートに9馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた22戦目は、芋の露賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミトノブラックを次元の違う末脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

11月1日、中0週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、さそり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したマルグレーテを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月8日、連闘で迎えた26戦目は、リゲル特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月2日、中3週で迎えた27戦目は、ハッピーニューイヤー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた28戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、うね雲特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラスピエーナに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月8日、中2週で迎えた31戦目は、春疾風特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したエールドールを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、彼岸桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた33戦目は、新城特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラビットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手にした。

4月25日、中1週で迎えた34戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンドオープン（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた35戦目は、ポピー特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた36戦目は、浪貝特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた37戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた38戦目は、鱚特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた39戦目は、ゆり特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた40戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。