モエレオフィシャル（2006年生、母フラワーデビュー）

モエレオフィシャル（2006年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋公認」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したフラワーデビューが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、オリエント牧場によって525万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月31日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルマフィンからクビ差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のモルフェドットに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスタチューオブリバティ賞（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスタキオン・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケコレモンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中7週で迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたケイアイライジン決め手に屈してハナ差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月6日、中9週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

4歳（2010年）

5月1日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。