スマートスリロス（2016年生、母グリッターアイス）

スマートスリロス（2016年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋伝説（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したグリッターアイスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は本間牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月23日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったラブミーリッキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、デンバーテソーロに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニューヨークタヤスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月17日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

1月26日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。