サクラ（2002年生、母ファインストローク）

サクラ（2002年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「桜」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したファインストロークが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2006年のアメジスト特設(B1 B2)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月27日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

3月26日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、マーシャルアートにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月2日、中4週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月20日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、アメジスト特設（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモタンスマンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。