スーパーアタゴ（1988年生、母イズミサンエイ）

Super Atago

1988.04.27

スーパーアタゴ（1988年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時7歳）と交配したイズミサンエイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は1991年の洞爺湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

8月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルヒカリクロスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のホクトクレバーをハナ差振り切って優勝

11月10日、中6週で迎えた6戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（1992年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月16日、中5週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエムジービクトリアに2馬身半の差をつけて優勝

9月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

10月24日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

12月5日、中2週で迎えた15戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。