タイダルベイスン（2010年生、母ワシントンシティ）

タイダルベイスン（2010年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ワシントン運河に築かれた入江の名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したワシントンシティが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、桑畑隆信によって1,995万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングシャドウに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

6月1日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に敗れた。

5歳（2015年）

2月7日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月28日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。