クリノジャンファン（2003年生、母ポットファミリー）

クリノジャンファン（2003年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋お笑い芸人名（ジャンファンカ）より」。毛色は栗毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時15歳）と交配したポットファミリーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は海馬澤誠治。戦績は、中央平地29戦1勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、海馬沢誠治から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月20日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

10月23日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は塚田祥雄騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモタックに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月24日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロボンズを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月23日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた20戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた21戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したピエナビーナスに半馬身届かず2着となった。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したブライティアミラにクビ差届かず2着に惜敗した。

6歳（2009年）

3月3日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた31戦目は、やよい特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。