セイウンロワイヤル（2008年生、母Royal Illusion）

セイウンロワイヤル（2008年2月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王の、立派な（仏）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のSharp Humor（当時5歳）と交配したRoyal Illusionが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

佐宗応和厩舎（小林）へ入厩。

4歳（2012年）

3月5日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカイチフリートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5歳（2013年）

4月7日、約13か月半の休養明けで迎えた2戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったイガノポポーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一十二十三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェットラインに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月12日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたケイアイレイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァンパイアに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月23日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のナイキアンダルシアに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月30日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオープンスカイに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月28日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアカギオロシに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月13日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2014年）

8月3日、約9か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。