タマヒカル（2002年生、母トーワナゴン）

タマヒカル（2002年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「玉（宝石）光る」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時13歳）と交配したトーワナゴンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内坂本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって315万円で落札された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月7日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のウインアルディートを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦1勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月2日、中1週で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4歳（2006年）

1月29日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月5日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入った。

9月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、アグネスヨジゲンにクビ差交わされて2着となった。

10月29日、中2週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2008年）

6月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。