メイケイペガムーン（2010年生、母ベラミロード）

メイケイペガムーン（2010年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ペガサスより＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時7歳）と交配したベラミロードが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。2012年の中京2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって756万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、名古屋競馬によって2,887.5万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたカオスモス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディアマイベイビーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月10日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2013年）

1月6日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

5月11日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

10月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4歳（2014年）

3月29日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月27日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のトーコーグリーンを3/4馬身振り切って久々の一戦を制した。

8月24日、中3週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。