キクノスバル（2003年生、母アイドルスター）

キクノスバル（2003年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋昴」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したアイドルスターが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月19日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（2006年）

3月8日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳戦の書写山特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

3月18日、中0週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

6月1日、中6週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳F1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジマサプリンセスを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステラハンターに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスノーウィンドウを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のステラハンターをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニューカーレッジを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を収める

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインドアースに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般C15（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、今井理智くん2歳お誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラレスターを上がり0位の末脚で半馬身差し切って5勝目をマークした。

12月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマサルランバーに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で戸部尚実騎手（12戦6勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で戸部尚実騎手（13戦6勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で戸部尚実騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、やまとちゃん3歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で戸部尚実騎手（15戦6勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で戸部尚実騎手（16戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で戸部尚実騎手（17戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で戸部尚実騎手（18戦6勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパリサンサンを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月1日、中1週で迎えた28戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。