ダンシングレイン（2008年生、母Rain Flower）

ダンシングレイン（2008年4月24日）は、アイルランドで生まれた競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のDanehill Dancer（当時15歳）と交配したRain Flowerが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外9戦4勝。2011年のディアナ賞(独・牝G1)に勝利した他、2011年のオークス(英・牝G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

2歳（2010年）

10月19日、9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったAneedahから3馬身半差の2着となった。

3歳（2011年）

4月15日、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のHighestに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、E.アハーン騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフィリーズトライアルステークス（イギリス・ニューベリー芝2012m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったIzzi Topからアタマ差の2着に甘んじた。

6月3日、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のWonder of Wondersに3/4馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を達成した。

7月17日、牝馬限定3歳G1のアイリッシュオークス（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でJ.ムルタ騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月7日、牝馬限定3歳G1のディアナ賞（ドイツ・デュッセルドルフ芝2200m）に出走。鞍上はK.ファロン騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のDjumamaに3馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを手中に収めた。

10月15日、G2のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上はJ.ムルタ騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のBible Beltに2馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルをつかんだ。

11月13日、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.ムルタ騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

4歳（2012年）

10月20日、G2のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は3戦連続でJ.ムルタ騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月9日、G1の香港ヴァーズ（香港・シャティン芝2400m）に出走。鞍上は4戦連続でJ.ムルタ騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。