キックアウェイ（2001年生、母ホウヨウアユミ）

キックアウェイ（2001年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「蹴飛ばす」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したホウヨウアユミが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、地田勝三によって640.5万円で落札された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノガイアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るナグルパラダイスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアポロディーヴィに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファイナルサンヒコにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた13戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホウヨウゴンタにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は原口義史騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーヨーワシントンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は原口義史騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。