ハイウイング（2006年生、母ウイステリアコート）

ハイウイング（2006年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「高い＋翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時15歳）と交配したウイステリアコートが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2十十一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田原橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、田原橋本牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月27日、デビュー戦は高野容輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高野容輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月26日、中7週で迎えた10戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナナカマド特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアサクサフレンズに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったコアレスバロンを半馬身捉え切れず2着となった。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンマゴコロをハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

2月17日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたコアレスターボ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、幸手菜の花賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、さきたま古墳賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンライジングに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、ベゴニア特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月6日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（13戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。