ナムラローレライ（2002年生、母サクラコミナ）

Namura Lorelei

2002.05.28

ナムラローレライ（2002年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋伝説中の妖女」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時13歳）と交配したサクラコミナが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦5勝2着1回。2005年のル・プランタン賞(牝地方重賞)に勝利した他、2005年の荒炎賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3歳（2005年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコッカケンリョクに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマルカマタを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

2月21日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカリスタドルフをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

3月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原口義史騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターオブコウジにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で原口義史騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で原口義史騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムニコニコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

5月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で原口義史騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の荒炎賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

8月15日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、清原良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、陽一・はるか結婚記念（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた20戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた21戦目は、758ドリームゲッターズゆめちゃん賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4歳（2006年）

1月4日、連闘で迎えた22戦目は、オレンジ田中哲也杯（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒデノリュウオーを半馬身振り切って5勝目を収める