サイコーハート（1984年生、母サイビファバー）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月3日、デビュー戦は樋口弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、メリーナイスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メンヒに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中5週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のマルヨハヤテをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に敗れた。