ロードカイザー（2006年生、母ケージーパール）

ロードカイザー（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時18歳）と交配したケージーパールが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地21戦0勝2着2回、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2009年のクリスタル賞。

経歴

デビュー前

当歳のとき、イワミ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、イワミ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって315万円で落札された。

ロードサラブレッドオーナーズにて総額735万円（1.47万×500口）で一口馬主が募集された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラークキャロルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月19日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、盛旬バスレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュガーピュアに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のクリスタル賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキワノマツカゼに約10馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

12月12日、中7週で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

1月30日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたオルトリンデ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月15日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

5歳（2011年）

3月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月1日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月9日、中7週で迎えた24戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月25日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、競馬ラボ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた28戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般B3五 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月28日、中3週で迎えた29戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6歳（2012年）

1月17日、中2週で迎えた30戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた31戦目は、東風特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。