アイムユアドリーム（2011年生、母ビオンドパンテーラ）

アイムユアドリーム（2011年2月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私はあなたの夢」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したビオンドパンテーラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月16日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のデルマアラレチャンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

7月5日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のレゼトワールをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

4歳（2015年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月18日、中7週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカネトシビバーチェをアタマ差振り切って1位に入線したが、その後2着に降着となった。

8月16日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、T.ジャルネ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

5歳（2016年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウエスタンユーノーを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月16日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月28日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月17日、中6週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月12日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、ラブミークンにアタマ差交わされて2着となった。

6歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたクワドループル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。