スマートカリス（2020年生、母ルビーレジェンド）

スマートカリス（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の女神の名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したルビーレジェンドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社スマート。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月24日、デビュー戦はD.イーガン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

3歳（2023年）

1月29日、中4週で迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウオーロラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステラノーツに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコボケに4馬身の差をつけて2勝目を収める

10月7日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4歳（2024年）

1月7日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

10月5日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた10戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。