マミーランバー（1991年生、母ワールドメロディー）

マミーランバー（1991年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレジェンドテイオー（当時8歳）と交配したワールドメロディーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は加藤牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の錦秋特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

5月28日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したミナミノビビアンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月26日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラメンデスに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノムラエンペラーに2馬身の差をつけて2勝目を収める

10月9日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャンドルタイムに7馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5歳（1996年）

8月3日、約22か月の休養明けで迎えた7戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千倉特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。