プロネルクール(2015年生、母グラッブユアハート)
Prenez le Coeur
2015.04.28
プロネルクール(2015年4月28日)は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハートを鷲掴み(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール(当時16歳)と交配したグラッブユアハートが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
G1サラブレッドクラブにて総額1,400万円(35万×40口)で一口馬主が募集された。
千田輝彦厩舎(栗東)へ入厩。
2歳(2017年)
10月22日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(京都ダート1400m 雨/不良)に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。
11月18日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利(京都ダート1400m 雨/重)に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手(1戦0勝)。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利(中京ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露し、3着に入った。
3歳(2018年)
2月11日、中9週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(京都ダート1200m 晴/不良)に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。
3月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(阪神ダート1200m 晴/稍重)に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウトラマツにハナ差届かず2着に甘んじた。
4月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利(阪神ダート1200m 曇/重)に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手(1戦0勝)。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利(阪神ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手(2戦0勝)。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったモンテルースに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。
7月15日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利(中京ダート1400m 晴/良)に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったナイスドゥにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
8月25日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利(小倉ダート1700m 曇/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手(1戦0勝)。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンイーサリアムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
11月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下(福島ダート1700m 晴/良)に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
12月16日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下(中京ダート1400m 晴/良)に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。
4歳(2019年)
2月16日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下(小倉ダート1700m 小雨/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手(1戦0勝)。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。
3月2日、中1週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下(小倉ダート1700m 曇/稍重)に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。
6月9日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス(阪神ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は松山弘平騎手(2戦1勝)。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。
6月22日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス(阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は松若風馬騎手(2戦0勝)。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。
10月3日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップ マース賞(名古屋ダート1400m 曇/良)に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のメイショウカラタチに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。
2019年10月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
10月26日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス(京都ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は松若風馬騎手(3戦0勝)。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。
5歳(2020年)
1月25日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別(小倉ダート1700m 曇/重)に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。
2月9日、中1週で迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス(京都ダート1400m 曇/良)に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。
3月20日、中5週で迎えた20戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの夙川特別(阪神ダート1400m 晴/良)に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。
5月30日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス(京都ダート1400m 曇/良)に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。
7月5日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス(阪神ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は松山弘平騎手(3戦1勝)。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。
10月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた23戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス(東京ダート1400m 晴/重)に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス(阪神ダート1800m 曇/良)に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。
12月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス(阪神ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。
2020年12月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。