ハクユウマイスター（2010年生、母フェアリーキャロル）

ハクユウマイスター（2010年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバランスオブゲーム（当時11歳）と交配したフェアリーキャロルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林仁。戦績は、地方16戦3勝。2013年の筑紫野賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小林仁から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、伊藤博文によって105万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2012年）

6月24日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のムラサキコマチに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフォーマルハウト特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカペラ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

3歳（2013年）

1月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のセンヒメに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた8戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の日峯特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた10戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた11戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポンカンに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月3日、中5週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

8月21日、中6週で迎えた16戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。