クリノヤクマン（2012年生、母シンコペーション）

クリノヤクマン（2012年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋役満（マージャン用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時14歳）と交配したシンコペーションが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は釘田義美。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方2戦1勝。2014年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、釘田義美から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって388.8万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、トウショウピストに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムヤンチャボを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったエフェクトにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた6戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキリシマツバサに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月5日、中9週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月13日、中7週で迎えた18戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中5週で迎えた19戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。