トワシュトラール（2020年生、母ヒメカイドウ）

トワシュトラール（2020年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時14歳）と交配したヒメカイドウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。2023年の雲取賞(S3)で3着に入った他、2023年の雲取賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上杉昌宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2022年）

8月15日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリケアシラヌイに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の193.5万円以上（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた3戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の155.5万円以上（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

11月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたアメノオシホミミ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦の255.7万円以上（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたエスプリボクチャン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスプリボクチャンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハッピーエンドに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。