テイエムヤマサクラ（2004年生、母ドミナスクリスタル）

テイエムヤマサクラ（2004年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋山桜」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したドミナスクリスタルが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方15戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月12日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ゴールデンミションに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャンパンゴールドに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月5日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3歳（2007年）

1月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月17日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4歳（2008年）

2月6日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 雪/不良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月4日、中3週で迎えた17戦目は、駿麗スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた19戦目は、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、かんむり座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ノースブラックにクビ差交わされて2着となった。

7月6日、中2週で迎えた22戦目は、こと座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は脇田創騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた24戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は脇田創騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた27戦目は、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた30戦目は、春麗特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は脇田創騎手（9戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。