ダンシングハート（2002年生、母アイレスバリーヒル）

ダンシングハート（2002年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「踊る＋心。心躍るような走りを」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したアイレスバリーヒルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額4,515万円（9.03万×500口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネデセールをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月7日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、2歳500万下のキタノカチドキメモリアル（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3歳（2005年）

3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。