ハンターキリシマ（2005年生、母トニービンスター）

ハンターキリシマ（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサイレントハンター（当時12歳）と交配したトニービンスターが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は服部文明。戦績は、中央平地32戦2勝2着3回、地方3戦0勝。2007年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ニルキング牧場から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって157.5万円で落札された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメッサーシュミットを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイエムセッペトベを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したメッサーシュミットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（9戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で野元昭嘉騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウジェイを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月14日、中4週で迎えた12戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野元昭嘉騎手（11戦2勝）。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で野元昭嘉騎手（12戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で野元昭嘉騎手（13戦2勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で野元昭嘉騎手（14戦2勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したアペリティフにハナ差届かず2着となった。

11月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で野元昭嘉騎手（15戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。

11月15日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で野元昭嘉騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4歳（2009年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（17戦2勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（18戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（19戦2勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（20戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（21戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（22戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5歳（2010年）

3月20日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（23戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（24戦2勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（25戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（26戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野元昭嘉騎手（27戦2勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で野元昭嘉騎手（28戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

7月24日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で野元昭嘉騎手（29戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で野元昭嘉騎手（30戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で野元昭嘉騎手（31戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6歳（2011年）

7月8日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた34戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた35戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。