トーホウビエント（2020年生、母トーホウアマポーラ）

トーホウビエント（2020年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+風(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したトーホウアマポーラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の一般C12。

経歴

デビュー前

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったバレリーナに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3歳（2023年）

1月22日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4月22日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

2023年5月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月14日、中3週で迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の千原せいじより井上夫妻祝結婚（名古屋ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の家兄生誕記念（名古屋ダート1500m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のたぬきひとみ杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の廻芽くる毎日プリティ杯（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエルーシアに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、入鹿池特別（名古屋ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、狂車貴族結成30周年記念（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルワンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

1月29日、中7週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、モナコ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた17戦目は、カラスミ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。