スノーヒット（1984年生、母スピーデクイン）

スノーヒット（1984年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のエルシド（当時22歳）と交配したスピーデクインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤恒雄。戦績は、中央平地15戦1勝2着4回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

7月12日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は384kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したベルモットを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中4週で迎えた3戦目は、嶋田功騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイリュウペガサスを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はメッサーライナーと並んで2着同着となった。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブイクインに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1987年）

1月31日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエゾノタカラにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月18日、中5週で迎えた10戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 曇/稍重）に48kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

4歳（1988年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。