ピエールサンダー（2009年生、母ミスラペール）

ピエールサンダー（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコンサートボーイ（当時17歳）と交配したミスラペールが13歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）船越牧場。戦績は、地方23戦6勝2着2回。2011年のウィナーズチャレンジに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、船越牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月26日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランドトリガーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブンブリョウドウに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイブダイバーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3歳（2012年）

11月30日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイソールネストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2013年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホープカムトゥルーを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

2月19日、中3週で迎えた9戦目は、朧月特別（大井ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブラックアースに1馬身半の差をつけて制した。

3月26日、中2週で迎えた11戦目は、しし座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2014年）

2月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ゲンキングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、オリオンザミラクルに半馬身交わされて2着に敗北した。