トーセンリズム（2017年生、母タチアナ）

トーセンリズム（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+音楽の要素の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時11歳）と交配したタチアナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3歳（2020年）

2月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイシンウィットを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月20日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4歳（2021年）

5月16日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。