トーセンステルス（2005年生、母Lady’s Legacy）

トーセンステルス（2005年4月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ステルス戦闘機より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のPulpit（当時11歳）と交配したLady's Legacyが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、吉澤ステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって5,880万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したカレイジャスミンを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったニシノマルスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のライトオブピースに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3歳（2008年）

7月5日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月14日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

11月9日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の香港賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4歳（2009年）

2月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4月26日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月1日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、名月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイエムノキセキに1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月15日、中4週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた16戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインクドンを異次元の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2011年）

1月11日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

2月26日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月16日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の開聞岳特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた21戦目は、集真藍特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の海の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したツキノテンシを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた23戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月19日、中0週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、星月夜特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた26戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた27戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた28戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた29戦目は、松の内特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた30戦目は、朧月特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた31戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた32戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。