ファイヤースワン（1995年生、母レツドスワン）

ファイヤースワン（1995年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時21歳）と交配したレツドスワンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

6月21日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホーマンファーストに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月8日、中3週で迎えた5戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエムアイユウキに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、アリオト特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた9戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着を確保した。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小屋敷昭騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた18戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートハートから半馬身差の2着となった。