ブランオラージュ（2014年生、母ハルダル）

ブランオラージュ（2014年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白い嵐（仏）。毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時17歳）と交配したハルダルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本牧場。2021年の園田FCスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、増本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって324万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月18日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスシーエイトを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2017年）

7月22日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

9月30日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャインヴィットゥに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

10月21日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

12月16日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（2018年）

7月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月7日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2019年）

3月3日、中8週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6歳（2020年）

7月18日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したグラナリーを差し切れず、5馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベイビーボスをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7歳（2021年）

5月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1 A2（園田ダート820m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンエンジョイを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月24日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったダノングッドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月21日、中3週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月2日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、初秋特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月15日、中5週で迎えた26戦目は、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8歳（2022年）

4月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた28戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、J-PLACEよかわ開設9周年記念（園田ダート1230m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート820m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、成巽閣庭園特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。