テイエムグラマー（2000年生、母ロストコース）

テイエムグラマー（2000年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したロストコースが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）青南ムラカミファーム。戦績は、中央平地15戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の会津特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上勝治から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」と「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、村上仁から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって1,081.5万円で落札された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

5月3日、デビュー戦は仲田雅興騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のディバイドバイゼロに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、3着を確保した。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のシュペリユールに1馬身半の差をつけて優勝

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた14戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。