エリアントゥス（2020年生、母スイートシャイン）

エリアントゥス（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ひまわり(ラテン語)」。毛色は芦毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したスイートシャインが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は笹川大晃牧場。主な勝ち鞍は2023年の名古屋モーニングフィーバー26。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月25日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月4日、中9週で迎えた2戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3歳（2023年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた7戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の丸井啓弘還暦おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー26（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウオウアリシアに約16馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の美代ちゃん誕生74周年記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。