ミュゼエクスプレス（2011年生、母エルフィンフェザー）

ミュゼエクスプレス（2011年2月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「美術館（仏）＋特急」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時13歳）と交配したエルフィンフェザーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2014年のデネブ特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、髙橋仁によって1,575万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

11月16日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

3歳（2014年）

2月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月13日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るイージスコンゴウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中7週で迎えた10戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月27日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。