メイブツシャチョウ（2016年生、母ホットサマーデイ）

メイブツシャチョウ（2016年4月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「名物社長」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したホットサマーデイが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。戦績は、中央平地8戦0勝、地方36戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月3日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月10日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月19日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノデジールに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったパルナッソスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったメイクアラッシュに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月21日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のココリガストンに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたデラウェア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウラニアに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた21戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた23戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長尾翼玖騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアルジェンタータ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月7日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で長尾翼玖騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のブレイリーマックスに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月6日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で長尾翼玖騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワンダールウェスにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

9月1日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で長尾翼玖騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた29戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったミッキーウィンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2022年）

4月6日、約6か月半の休養明けで迎えた30戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた31戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた32戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた33戦目は、根尾川特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7歳（2023年）

4月22日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた34戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

2019年11月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月22日、約6か月の休養明けで迎えた35戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月30日、中9週で迎えた36戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、冬の稲妻賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8歳（2024年）

1月12日、中1週で迎えた37戦目は、だいすき☆オグリキャップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた39戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた40戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた41戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキシリトールチョコに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月5日、中1週で迎えた42戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、百十郎桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた43戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた44戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月10日、中0週で迎えた45戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。