ストロングトリトン（2012年生、母ストームティグレス）

ストロングトリトン（2012年2月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ポセイドンの息子（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時13歳）と交配したストームティグレスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の岩室温泉特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、村木篤によって3,255万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月14日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラインフェルスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中4週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

3歳（2015年）

2月22日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

8月9日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサンタナブルーを半馬身捉え切れず2着となった。

12月20日、連闘で迎えた7戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2016年）

3月26日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたプエルト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したサニーデイズを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコンテナをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

7月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスガーデンに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5歳（2017年）

6月18日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウユメゴゼをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月22日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6歳（2018年）

8月4日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

12月16日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7歳（2019年）

2月23日、中9週で迎えた22戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（9戦2勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月24日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。16着に終わった。