ティンホイッスル（2010年生、母トップキララ）

ティンホイッスル（2010年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイルランド発祥の笛」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時16歳）と交配したトップキララが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月7日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンサクラを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月15日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2013年）

2月3日、中6週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月5日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月7日、中6週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月20日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、6着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた18戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

4歳（2014年）

1月26日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた20戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったゴールドテーラーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月19日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。