メイキングドリーム（2007年生、母ダイヤモンドクイン）

メイキングドリーム（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夢を見る」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したダイヤモンドクインが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず15着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシンボリカンヌにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ジェットヴォイスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2011年）

5月3日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったトウショウヘリオスにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

9月14日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、Aiba琴似開設2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、浦河町獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた14戦目は、ブラックタイド賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、新得地鶏特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、蠍座特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5歳（2012年）

1月12日、中8週で迎えた17戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で濱田達也騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた20戦目は、荒井康之北海道へ行っても頑張れよ!記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で濱田達也騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月3日、中2週で迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドリーダーを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5月1日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた24戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。