エスカルチャ（2021年生、母デザートチル）

エスカルチャ（2021年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「霜(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時8歳）と交配したデザートチルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2025年のありがとう的場文男騎手賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月10日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3歳（2024年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

6月25日、中6週で迎えた10戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夢と誇りあるふるさと葛飾賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

デビュー前

的場直之厩舎（大井）へ入厩。

12月25日、デビュー戦は安藤洋一騎手を鞍上に据えて、一般C2十五十六十七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2025年）

1月13日、中5週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた16戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリムカナイデヨを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた17戦目は、ありがとう的場文男騎手賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキッカケに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた20戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡紀騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡紀騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた26戦目は、イギリス海岸賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡紀騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡紀騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。