ナンヨーナイト（2005年生、母マローラ）

ナンヨーナイト（2005年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋夜」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したマローラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリエント牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中村徳也によって1,575万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月14日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

8月25日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月25日、連闘で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、キシュウラパンに交わされて3馬身差の2着となった。

3歳（2008年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールデンホークを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月2日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた12戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

4歳（2009年）

4月12日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

12月27日、中7週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオーシャンロードをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（2010年）

1月5日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた19戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。