ヤマニンアタシャン（2011年生、母ヤマニンパンテール）

ヤマニンアタシャン（2011年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力的（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時19歳）と交配したヤマニンパンテールが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月13日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

5月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマカツゴーゴーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月19日、中7週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイミラカチャに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中5週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

10月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイセイクインスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はコウエイテンペスタと並んで2着同着となった。

5月16日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったラフィネシチーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5歳（2016年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

7月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月4日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6歳（2017年）

1月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノクイーンをハナ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

8月27日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた29戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7歳（2018年）

2月25日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。