ヒルノアルゲーロ（2015年生、母オーシャンフリート）

ヒルノアルゲーロ（2015年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したオーシャンフリートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の3歳。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

6月30日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

9月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、4着に入り込んだ。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュバルツブリッツを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったレイナグラシアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、近藤裕司51歳バースデー記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のフルオーライトをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2019年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨバリオスに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、白南風特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた13戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーセンジャスパーに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月27日、中5週で迎えた14戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウドーラに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、もみじ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、日本初水素タブレット発売記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホワイトガンベルトに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、奥飛騨温泉郷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（10戦5勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

1月23日、中6週で迎えた19戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（11戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月19日、中7週で迎えた20戦目は、竜二、はるか結婚おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシントルーパーを3/4馬身振り切って優勝

5月11日、中7週で迎えた21戦目は、鵜飼開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（13戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。