ファシネイティング（2017年生、母ファシネイション）

ファシネイティング（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「うっとりするような。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したファシネイションが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年のポインセチア賞。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

2019年10月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のマッドワールドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の寒椿賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のポインセチア賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のドリームアイを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

3歳（2020年）

1月8日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のみずがめ座特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のスズナ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の雨水特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の桜月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原幹生騎手（8戦2勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の花霞特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤原幹生騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の春和賞（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームアイを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を手にした。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のふじの花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の鵜飼特別（a）（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の蘇水峡特別（b）（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の伊吹特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（11戦2勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、3歳戦の吉田川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は東川慎騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のめいほう高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（12戦2勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた23戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の根の上高原特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦のコスモス賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、C級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（16戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般B6 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったディープスピリッツに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、初氷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（17戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（18戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2021年3月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。