ミホノフジクイン（1985年生、母エンタープライズ）

ミホノフジクイン（1985年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時6歳）と交配したエンタープライズが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高岸牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

8月13日、デビュー戦は柴崎勇騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアタックタイムに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の妙高特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（1989年）

7月29日、約9か月の休み明けで迎えた5戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の仁山特別（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた8戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。