オンワードシルフィ（2001年生、母オンワードロイヤル）

オンワードシルフィ（2001年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風の精シルフ（Ｓｙｌｐｈ）よりの造語」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時10歳）と交配したオンワードロイヤルが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上D4三。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

9月19日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2006年）

5月9日、約20か月の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた2戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルピアスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストックブローカーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストックブローカーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカープビュウティーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上D3三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。